特許調査のお話です。
出願前の先行技術調査や、侵害の有無を調べるクリアランス調査など目的に応じて、調査定義をします。
それで、調査定義に従って検索式を立てるのですが、調査定義を誤ると検索式も無駄になってしまい、ノイズの多い検索結果を読み込むことになってしまいます。
特許審査のためのサーチと、出願前調査のためのサーチは検索式の立て方が違います。最初は、あまり要領が分かってなくて、無駄なサーチを幾度となくしてしまいました(涙)
審査のためのサーチは請求項にガチッとターゲットを決めて近傍検索、シソーラスを作りやすい気がするのですが、出願前調査は、ぼやっとこんな範囲という感じである概念を一括りに舐めるようなイメージです。
出願前調査こそFタームの威力発揮、その技術分野特有の用語があまり分からなくても、そのタームの文献をざっと見ることでシソーラスが作れたりします。
FタームやFIはとっつきにくかったりしますが、本格的に調査をするにはその知識は必須です。