知財のレシピ

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大事務所の仕事

 

弁理士が70人以上いる事務所は、弁理士会の統計によると9つ。このレベルの事務所がいわゆる最大手事務所にあたると思います。

https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/05/dstribution-apr2018.pdf

弁理士が70人以上ということは、事務員等入れると、事務所全体で300人ぐらいはいて、仕事もかなり細分化されています。事務所内の組織も事務員さんと弁理士とで別会社に所属になってたり、さらに派遣さんも入ってたりと、会社組織みたいになってます。福利厚生も企業並みのとこが多いですしね。

 

クライアントは大企業、そういうとこの大量の出願をこなすことが可能なマンパワーを考えると、必然的にこういう組織になるんでしょうね。

大企業は、明細書の品質保証みたいなのを要求してくるから、大事務所はそれなりに教育体制が整っていると思います。明細書の「品質」ってなんだ?!と常に考えてしまいますが。(素人考えで36条がないのが良いと思ってたり、即特許が良いと思ってたり、知財部員のレベルによって要求がむちゃくちゃなのではないかと。)

 

大事務所は、知財業界にはじめて飛び込む人には良いと思います。私も最初は最大手事務所からスタートしました。待遇も”比較的”まともだし、お客さんも企業が多くて知財の知識がある人たちだし、変な説明をする必要はないです。いわゆる明細書の書き方、翻訳の仕方を学ぶところ。

業務に慣れて、ふと、「これって将来的にはAIでもできるんじゃない?」と疑問に思ったら、途端に嫌になる人もいるかな。そういう内容の仕事です。

 

嫌にならないように、大事務所ならではの留学だの大学講師だの、いろんな人参がぶら下げてありますけどね。人参食べれる人も決まってるから、ある程度納得したら転職というのが賢いと思います。