知財のレシピ

知財いろいろ、弁理士業務いろいろ、弁理士試験や就職のこと

ベンチャー企業への支援 ー 特許行政年次報告書2018より

特許行政年次報告書2018が取りまとめられました。

 

www.jpo.go.jp

明治の表紙や冒頭特集、ベンチャーの章はこだわりを持って作成されているのがよく分かります。

電子ブックも初の試みですね!

 

第6章ベンチャー企業への支援で気になるところをピックアップ。

 

調査によると、成長スピードの著しいベン チャー企業において、創業の早い段階から知的財産の重要性を認識する必要があるものの、創業前に知的財産を経営戦略に組み込ん でいるベンチャー企業の割合は、特許が要と 言われる医薬・バイオですら約 5 割に留まり、 機械、電気・電子、IT 系等の領域ではわず か 2 割にすぎない。また、創業の早い段階で 知的財産の重要性の気づきを得ているベン チャー企業は、企業トップが知財関連の業務 経験があるなど偶発的な要素が強いことが明 らかとなった。

 

IT系は2割ですか・・・。知財戦略を気にせずサービスをリリースして新規性を喪失し、特許取得のチャンスを失ってるIT企業が多いってことですね。

 

こうした現状から、ベンチャー企業知財 への関心度合いに応じた支援策や、官と民と の役割分担を踏まえた上での支援策を行うことが求められ、知財への関心が低いステージ では、知財への気づきの場の形成、関心が高 いステージでは、よりベンチャー企業のビジ ネスに沿ったハンズオン支援が必要であると提案された。
具体的には、知財への関心が低いステージ では、誰もがアクセスでき対外的に開かれた 敷居の低いコミュニティの形成と、ケーススタディを交えた知財への関心を引くコンテン ツの充実が効果的であると考えられる。

 

「誰もがアクセスでき対外的に開かれた 敷居の低いコミュニティの形成」ってとこ、特に重要だなぁと思います。やっぱり特許って敷居高い感じするし。え、こんなので特許になるの?!と言うことや特許を取るために注意すべきポイントを知ってるだけでも、普段から知財のことが意識できると思う。

 

コミュニティには、弁護士や弁理士、更には企業に所属する若手知財部員や企業OBが参加し、ベンチャー企業へのプロボノ支援を展開することでベンチャー企業のビジネスと知財の橋渡しが可能となり、また、領域の異なる専門家同士でのセミナーやワークショップを通じた情報交換や知識共有を行うことで、知財専門家にとっても新たな知識・知見の獲得や活動領域の拡大が可能となる。

 

そうですよね。プロボノ支援、興味あります。必要としてる人に出会えればなぁ。必要な方、連絡ください〜。

でも、もっと気楽な、ふらっと立ち寄って、様子を眺められるような場所の方がいいんでしょうね、実際のところ。みんな恥ずかしく思っちゃうもんね、最初は。

 

そう言う支援への取り組みも、私のやってみたいことの一つでもあります。