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J-PlatPatの審査官端末機能を用いた先行技術文献調査の研修の申し込み倍率が10倍以上に!

9月に弁理士会で行われる標記の研修、なんと申し込み倍率が10倍以上になっていました。

 

J-PlatPatとは、言わずもがな、特許調査に必須の無料のツールです。

 

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特許情報プラットフォーム講習会テキスト【特許・実用新案編】より

 

2018年3月に新機能がリリースされ、パワーアップしました。

周りの弁理士たちは、検索結果で表示される公報が変わったとか、なんだかんだと言って不評なのですが、

平成30年3月12日から、J-PlatPatのデータベースを大幅に充実させるとともに、検索機能を特許審査システムと共通化することで、J-PlatPatで新たな検索機能が利用可能になります。

主な追加・改善機能は以下の通りです。(詳細は別紙をご参照ください。)

<追加機能>
機能1.特許分類とキーワードを掛け合わせた検索
機能2.近傍検索
機能3.外国特許公報(米国・欧州・国際出願)の英文テキスト検索

<改善機能>
機能4.国内の公開特許公報等のテキスト検索が可能な期間の拡大
機能5.検索結果表示件数の上限拡大

特許審査官が用いる検索機能が利用可能になります~特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の新機能について~(METI/経済産業省)

にもあるように、検索機能が審査で使われているシステムと共通化されたので、審査官と同じ検索機能が使えるようになったんです。はっきり言って、この追加機能、めちゃくちゃ便利です。これで検索式の保存機能とか、検索公報の自動DLとか出来たらいいのに。さらに言うと、検索結果の表示や、スクリーニング画面も審査官端末と同じものを提供してくれたらホントに言うことない。

 

J-PlatPatは無料だし、論理式入力モードもあって、ちょっと検索したい(がっつり検索したいときは、やっぱり商用データベースの方が便利機能が多いのでそっちを使わざるを得ない)ときに、かなり精度が高く検索できると思うのですが、この研修の倍率が10倍以上なのを見ると、使いこなしに苦労している弁理士が多いのかも。

 

調査は、弁理士として中々習得する機会がないのは確か。出願前調査しても、審査官からどんな文献出されるか分からないし、拒絶査定されたら、調査費用さえも請求するの躊躇しちゃいますよね。弁理士会がこういう研修するのはいいことですね。

 

INPITのテキストが結構いいこと書いてるから、詳しく見ていこうと思います。